2017年02月22日

ボツ作品(種族間連合の戦い)

 ロデニウス大陸 イワトの谷 〜種族間連合絶対防衛線〜


 猛烈な煙をあげ押し寄せる魔物の大群、迎え撃つ各種族。
 谷を埋め尽くして魔物は進軍し、そこへ矢が雨のように降り注ぐ。谷の上からはドワーフの作りし罠から岩が多数落下し、魔物を押しつぶす。
 谷の出口には、エルフをはじめ、各種族たちにより攻撃魔法が連続して撃ち込まれ、爆炎が覆いつくす。

「ここを死守しろ!!突破されたら後は無い!!種の存続はこの一戦にある!!!!」

 突如として現れた魔王を前に、各種族は個々に戦うがほぼすべての戦いで負けた。
各種族はそれぞれの長所を生かすため、歴史上初めて手を取り合い、種族間連合という強軍を組織する。
しかしそれでも魔王軍は強く、フィルアデス大陸はすでに魔王の手に落ちた。
 魔王軍は海魔を使って海を渡り、ロデニウス大陸に至る。
 種族間連合最強の7将と呼ばれた者たちのうち、すでに4将が失われ、そして今、残る軍事色の総力を結集し、地の理を生かした作戦が実行されていた。絶対防衛線〜イワトの谷〜

 戦場に怒声がこだまし、剣と金属がぶつかり、火花があがる。
悲鳴と血飛沫があがり、魔物も倒れるが、各種族の強戦士たちも、しだいにその数を減らしていく。数は敵が圧倒的に上。

 戦場を見ていた将軍達が話始める。

「数は敵が上だが、このままいくと何とか魔王軍主力を撃退出来るだろう」

「味方の被害も甚大になるが、ここで負けると我らに未来はない。何としてでも……どれほど犠牲を払おうとも、必ずここで食い止める!」

 彼らの会話には、種を守るという強い意志が見て取れた。

「あれはなんだ!!」

 突如として、踏ん張っていた陣地が吹き飛び、味方が宙に舞う。

「あれは……レッドオーガか?」

 レッドオーガと呼ばれた魔物は、大きな斧を持ち、一振りで兵が吹き飛ぶ。仄かに体を囲む淡い光は回復魔法をかけ続けているのだろう。
 鋼のような体毛と回復魔法の組み合わせを持つレッドオーガは、次々と重要な陣を崩していく。歴戦の魔法使いが攻撃魔法を仕掛けるが、防御力があまりにも高く、効果が無い。
 槍も剣も魔法も効果が無い。

「陣が崩されたぞ!!」

 たったの1匹が戦場の流れを変える。
 魔物が雪崩を打って弱くなった陣をこじ開け、軍団は総崩れとなり、圧倒的な量の差により各個撃破され始める。
 それでも負ければ未来が無い事は全員が理解しており、絶望的な戦いを続けた。
 やがて敗色が確実となる。

「おい、副団長!!」

 人狼族の団長が、副団長に語りかける。

「はい、なんでしょうか?」

「この戦いは、100%負ける。これ以上の戦いは、自殺と変わらん。お前は兵を連れ、神森まで撤退せよ。」

「ははっ!!しかし……相手のこの勢いでは、撤退する間が無いでしょう。オルアクスル団長はどうされるので?」

「俺は……人狼族を背負ってきた男だ。他の種族も多くの命が散っている。お前たちを逃がす時間稼ぎをする。」

「そんな!!団長は、皆を導く義務があります。」

「だからこそだ!!だから義務をここで果たす。人狼族最強と言われた俺以外に、単騎で奴らを足止め出来る者はそういないだろう。問答する時間が惜しい……早く行け!!人狼族を……頼んだ。」

「どうか……ご武運を!!」

 副団長は、目に涙をためながら、人狼の軍を引かせ始める。すでに他の種でも軍は撤退を開始していた。

 人狼族団長オルアクスルは大剣を持ち、馬に乗り魔軍へ突入していく。

「我は人狼族団長!オルアクスルなり!!すべての種の盾となりて魔を滅さん!!」

 戦場に響き渡るほどの大声を発し、彼は単騎で魔軍に向かう。ゴブリンを蹴散らし、オークを大剣で薙ぎ払う。
 人狼族団長オルアクスルの竜巻のごとき剣裁きは、彼の周囲の魔物を葬り去りながら、陣を崩した原因であるレッドオーガに向かう。魔軍の習性、一番強い魔物が倒れた場合はその群れは撤退を開始する。
 しかし、やはり多勢に無勢、ゴブリンがしがみつき、オーク10体が物量で体当たりしてくる。所々傷つきながらもレッドオーガにたどり着いた。

「これが……我が人狼族の力だぁ!!!」

 彼は大剣をふりあげ、オーガに叩きつける。
 付近に金属がぶつかり合う激しい音が鳴り響いた。

「ば……ば……バカな!!」

 オーガは攻撃を受けても何事も無かったかのようにオルアクスルを殴りつける。
 落馬した彼は土煙をあげ、地面を転がり、そこへ魔物が襲いかかった。
 
「ぐっ!お……おのれぇぇぇぇ!!!」

 多くの戦士が散った……。

 この日、種族間連合の総力を結集した最後の作戦は失敗に終わり、絶対防衛線であるイワトの谷は突破された。多くの歴戦の戦士が命を落とし、生き残った各々はその背後にあるエルフの聖地、神森に立てこもる事となる。
 
■ エルフの聖地 神森

「ううっ!!うううっ!!!」

 歴戦の戦士たちが……決して弱みを見せてこなかった将までもが絶望に打ちひしがれ、泣き崩れる。
 最後の作戦は失敗に終わり、もう魔王軍を止める事は出来ない。後はこの神森も焼かれ、人間族、ドワーフ、エルフ、獣人族等各種族は絶滅する。
 物語ではなく、現実的な絶滅……しかも惨たらしい方法で絶滅する事が確定し、どうしようもない感情があふれ出す。
神森が焼かれたら、エルフは全滅する。それはつまり、大規模魔法が使える者がいなくなるという事……森の後方の集落に住まう命も絶望的だった。

「長老が、エルフの神に救いを求める予定らしい」

「神は厳しい。甘い存在ではない、効果があるか……」

 戦士たちは悲しみに暮れる。




「神よ……我らを悪魔より救いたまえ……もう万策が尽きました、このままでは我々エルフ族のみではなく、獣人族、ドワーフ族、人間族、竜人族、その他多くの種が絶滅いたします」

 エルフの長老が神森に住まう神にお願いをする。
 彼らが平服する前には光の玉があった。

「我が可愛い子らよ、他に手段はないのですね?」

「はい、神様……どうか我らをお救い下さい、お願いいたします」

「神は見守る者……この次元の世界に力をもって直接に介入する事は許されていないのです」

「しかし……その見守る対象は、このままでは間もなく消えます」

 沈黙……。

「……解りました。我は神の戒律を守るよりも、あなた方を救いたい。我が可愛いエルフの子らよ、あなた方を愛しているのです。私が直接創造神……太陽神様に祈りましょう」

 エルフの長老らは太陽神に祈るという行為がどういう結果をもたらすのか理解できずに返答に困る。
 また、神の戒律を守るよりも我らを救いたいという言葉がとんでもない事のような予感がし、不安となる。

「大丈夫……大丈夫……あなた方は安心して待ちなさい」

 長老らの前から光の玉が消えた。神と崇めていた者が前から消え、あっけにとられる長老たち、約20秒後、再び光は現れる。

「我が可愛いエルフの子らよ、安心しなさい。太陽神様は答えて下さった」

 エルフの神は続ける。

「直接の介入は出来ませんが、間接的な介入は行われる事になりました……太陽神様は、自らの使いを降臨させて下さる……援軍が来ます。彼らを優しく迎え入れなさい。そして……間接的介入を行ったため、私はこの森から去らねばなりません。しかしあなた方を守るため……後悔はしていません。結果は天から見守っています。
 可愛い我が子らよ、今後は争わず、各種族仲良く平和に子々孫々まで繁栄するのですよ」

 長老らの前から光は消えた。

「か……神様!」

「神様?」

 消えた光は、長老たちが語りかけても戻る気配が無い。

「一体どういう事だろう?」

「援軍が来ると……しかも我が種族の創造神……太陽神様、その使いが来ると……。」

「太陽神様の使いが魔軍と戦ってくれると?」

「神の使いなだけに、魔を滅するほどの御力があるのだろうか?」

 長老たちは、初めて聞く言葉、「太陽神の使い」を前に、困惑するのだった。

 数日後絶望の淵にあった彼らの前に、太陽神の使いらは空を飛ぶ神の船で現れ、鋼鉄の地竜を操り、雷鳴の轟きと共に大地を焼く強大な魔法によって魔王軍を焼き払った。
 太陽神の使いによって救われた各種族はこの歴史を、神話として語り継ぐ事となる。
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posted by くみちゃん at 19:45| Comment(166) | 小説

2017年02月20日

第64話忘れられた世界7P6


◆◆◆

 鬼人族の神降ろしの聖者バハーラは、岡の国に「太陽神の使い」がいるもしくは岡のいる国が「太陽神の使い」の国であると確信していた。
 彼は、岡に近づき、語りかける。

「岡殿、お願いがある。」

「何でしょうか?」

 バハーラはその場にひれ伏す。

「なっ!!ちょっと何を!!」

「頼む!!!頼む!!!!お前は強い!!そして、お前の国も強い!!!現在アニュンリール皇国に幽閉されている鬼姫を、救ってほしい!!姫様は……我らが光、我らが希望なのだ!!!姫様の命をちらつかされ、私はダクシルドに従った。
我らが奴の制御から外れたと解った今、姫様の命が危ないのだ!!頼む。我らが持つ情報はすべて渡す。姫様を!!アニュンリール皇国から救い出してほしい!!!
 お前たちを襲った私が頼むのは、おかしい事も承知している。恥であるとも感じている。しかし!!!お前に、お前の国にすがるしか方法が無いのだ!!!
 奴らは、突如我らが国にやってきて、姫様をさらい、魔族からの防御結界を砕いた。
 神の巫女、2600年続く女系の直系である姫様が不在になり、防御結界の再構築が出来ない。我らが国にも魔族が入り込み、国は衰退し続けている。
 皇国が陸続きであれば、我らが刃も届いたであろう。しかし、皇国は海の遥か南にある国、我らではどうしようも無いのだ。
 また、アニュンリール皇国は、古の魔法帝国、ラヴァーナル帝国の復活を目論んでいるかの国が復活すると、全種族に絶望が訪れる事になる!!」

「いや、私は1自衛官にすぎません。そんな国の大それた事は……。」

「ならばっ!!上司に伝えてほしい。そして、上司にも上に伝えるように働きかけてほしい。」

「解りました。上司には伝えます。」

 後日、日本国政府は、エスペラント王国と国交を結び、また鬼人族の国とも国交開設に向けて交渉を開始する事となる。

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posted by くみちゃん at 20:19| Comment(46) | 小説

第64話忘れられた世界7P5

◆◆◆

 岡は銃士ザビルに状況を無線で送り、敵将を一時避難させる旨を伝える。銃士ザビルからそれを聞いた王国騎士団は敵将が来るという事で右往左往したが、魔物の急な撤退、そして鬼神のごとき活躍をした岡のいう事なので無碍にも出来ず、敵の知将と漆黒の騎士70名の城壁内へ来ることに対する許可を行った。

 岡を先頭として、次にバハーラが馬で続く。
 事情を知らない騎士たちは、岡が敵を降伏に追い込んだと思い込み、歓声が沸きあがるのだった。
 


 王国騎士団詰所 会議室

 王国騎士団長モルテスは緊張に包まれていた。
 眼前に、あれほどまでに憎んだ魔軍の知将バハーラが立つ。

「先ほど報告は聞いた……祟り神が押し寄せてきているというのは本当か?」

「ああ、本当だ。言いにくいがエスペラント王国は本件侵攻で消滅するだろう。せめて、僅かな時間でも延命できるよう、我らが先陣を切って戦おう。勝てるとは思えぬがな。」

「祟り神とは……あの鬼神の祟り神か?」

「そうだ。」

 モルテスの顔が青くなる。祟り神伝説は、エスペラント王国にも広く広まっており、過去の侵攻ではたまたま通りかかっただけの祟り神1体で2区画が消滅した。
 天災のような存在であり、それが600体も王国消滅のために進軍してくるという事実に、彼は無力感を覚える。
 あれほど脅威に思っていた漆黒の騎士が70騎もいるにも関わらず、全くもって勝てる気がしない。

 そんな緊張した空気の中、岡が申し訳なさそうに話始める。

「その件ですが、モルテス様、国王陛下に、祟り神を消滅させるために、空の往来の自由と、日本国による王国領地内での重火器の使用並びに空爆を許可して頂きたいのですが。」

 岡は、今までも魔軍を攻撃していたが、今更何の許可がいるというのか……。

「私は本件侵攻に対して国王陛下から全権を頂いている。攻撃のための許可であるならば、許可するぞ。なんでもやってくれ。」

「了解いたしました。早急に連絡を行う必要があるため、少しの間失礼します。」

 岡は退室していった。

「しかし……祟り神、しかも鬼神とは……なんたる不運。」

 はっきり言って手に負えない。人間ではなく、祟り神は読んで字のごとく、神に分類される。
 圧倒的すぎる魔力、速力、防御力を兼ね備え、1体で天災、神話でも登場するたびに、集落を滅した。
 600体など、及びもつかぬ数。

 騎士モルテスと、バハーラは作戦を詰める。

 不意に、ドアがノックされ、先ほど退出した岡が飛び込んでくる。

「本国に連絡が取れました。敵の侵攻速度から言って、4時間20分後に谷の出口付近に達すると思われますが、今から約4時間15分後には、戦闘機が上空に達し、空爆を開始します。間に合います。」

 二人は岡が何を言っているのかが解らない。

「空爆……空爆……どこかで聞いたことが……はっ!!」

バハーラは、岡を向き、目を丸くする。

「モルテス殿、彼は太陽神の使いか?」

 バハーラがモルテスに尋ねる。

「い……いや、空から落ちて来た異国の者とだけ聞いているが……。」

「貴殿は空爆が使えるのか?」

 バハーラが意味不明な事を聞いて来る。

「使える?」

「鬼族の文献にもあったぞ、「空爆」とは、「太陽神の使い」が使用した、空を飛ぶ神の船と地上部隊との連携によって生み出される超大規模広域殲滅爆裂魔法の事であると……。広範囲に及ぶ魔王軍を圧倒的な火力で焼き払ったとも。貴殿はやはり太陽神の使いなのだろう?そう考えないと、我が指揮した魔軍の損耗率の説明がつかない。」

「太陽神の使いというのが良く解りませんが、空爆は実施され、十分な火力がそろいます。間違っても戦場には行かず、城壁の中で待機をお願いします。」

 岡は、彼らに念を押すのだった。

◆◆◆

 祟り神が集団で500体以上が侵攻してきている。
 騎士たちに恐怖が伝染していく。誰もが震えあがり、誰もが絶望し始めていた。
 この事実は住民たちにも伝えられ、すでに避難が始まっていた。絶望が全身を貫く。
 邪神ともいえる鬼の祟り神、それが500体以上、噂では600体も、エスペラント王国を滅するために向かってきているという。祟り神の前では城壁は意味をなさない。
 終わりの時、終末の時が近づいていた。

「き……ききき来たぞーーっ!!!」

 城壁の上で監視していた者が、遠くの方から出る土煙を確認する。
 谷の間に土煙があがり、それが徐々に近づいて来る。その量は増え続ける。

 岡真司も、城壁の上で谷を監視していた。すでに無線機により、間もなく上空に友軍が達する事を知っていた彼は、余裕の表情を崩さない。

「岡殿、本当に大丈夫か?祟り神は今までの敵とは強さが別格だぞ?それが600、そんな数の撃破が可能なのか?」

 銃士ザビルが話しかけて来る。

「どの程度の装甲かによるでしょうが、おそらくは可能と判断します。ほら、来ましたよ。」

 岡は南の方向を指示する。
 矢じりのような飛行物体が、超高速で彼らの上空に迫る。後方に炎を1本吐き出しながら、それは近づく。

「なんだあれは!!!」

 それは超高速で上空を通過し、直後に耳を覆いたくなるような大きな咆哮が体を揺らす。
 本能的に恐怖する兵士たち、その矢じりのような物体は、谷に向かった後に、何かを落とし、急上昇する。
 猛烈な上昇速度でそれは飛翔し、短時間で空へと消えた。
 直後、谷の大地が盛り上がり、雷鳴の轟きと共に広範囲が消滅、上空へ土を運ぶ。

 噴火 という言葉が最も近い言葉であろう。
 連続した噴火によって、あまりにも広範囲の爆発が発生した。

 数度に渡って飛来したそれは、大地を焼き尽くし、 先ほど侵攻の土煙が上がっていた付近は数度の爆風に見舞われる。
 空を飛ぶ剣は、戦場に恐怖をもたらし、飛び去って行った。
 
 唖然……。

「い……いったい何が起こった……。」

 騎士団長モルテスは、あまりの出来事に唖然と戦場を眺める。

「ほ……北西方向から、祟り神と思われる者3体出現!!!」

 谷を通過せずに来たであろう祟り神3体が、北西方向の目視範囲に現れる。
 たったの3体でも王国を滅ぼすには十分の戦力であるそれの出現に、一度は緩んだ緊張が急激に高まった。

 次の瞬間、南から流星雨が上空を通過、煙を吐きながら飛ぶ連続した光弾は祟り神に当たり、猛烈な爆発と共にこれを滅していく。

 南から、空を叩く音が聞こえ、空より現れた数騎のそれは、上空を通過し、谷へと飛行する。
 その機体には、白色の丸の中に赤の丸が描かれていた。

「まさか……まさか……。」

 騎士団、そして住民たちは、災厄を祓った空の物体を見つめる。
 空を飛ぶ神の船、大地を焼く強大な魔導、そして導きの戦士……。

「創始者預言……救いの章!!!」

 住民たちは感動に打ち震える。


 サフィーネは、岡を探していた。先ほど空を飛ぶ剣のような物体は、おそらく岡が言っていた戦闘機というものなのだろう。
 岡が戦闘機を戦場に導いたのであれば、まだ生きている可能性があった。

「いた!!!」

 サフィーネは、岡を見つけ、走って近づき、彼に抱きついた。

「良かった!!生きていて良かった!!!」

 彼女は涙を流しながら、再会を喜ぶ。
 次の瞬間、預言を思い出し、頬を赤らめた。
 
 

  創始者預言 第7章 救いの章

 魔が総力を結集し、王国に襲いかからんとする時、エスペラントは滅びの危機に瀕す。
 空より現れ、傷ついた導きの戦士、その鬼神のごとき強さをもって、王国を救わんとす。
 勇敢に戦うも、強き、数多き魔軍の群れを前に誰もが諦めし時、再び奇跡は起こる。
 導きの戦士によって導かれ、太陽神の使いは再び舞い降り、その強大な魔導をもって魔軍を滅す。
 王国は太陽によって導かれ、長きに渡るエスペラントの黒き時代は去り、誰もが明日に希望を持つ国となり、光の時代が訪れるだろう。
 導きの戦士は傷を癒さんとした乙女を伴侶とし、王国の繁栄の一助となるだろう。



 
 出血多量により気絶していたジャスティードは、自衛隊に救助され、一命をとりとめる事になる。
タグ:日本国召喚
posted by くみちゃん at 20:18| Comment(8) | 小説