2019年07月19日

第94話 神撃の大帝国P2(ボツ)

※ この話はボツ作品です。反省のためにデータを残しておりますが、根本的に書き直すので、無視して先にお進みください

◆◆◆

 日本国 首都東京 防衛省 早朝

 防衛省幹部三津木は緊張の最中にあった。
 グラ・バルカス帝国の大規模艦隊の出港が衛生写真によって確認された。現在何処を行っているのか、詳細情報までは捕らえられていないが、おそらく日本国へ向かって出港したのであろうと思慮される。
 現在予測航路を人工衛生で確認中であるが、基数が少なく、なかなか見つけ出すことが出来ない。

 日本国政府は、グラ・バルカス帝国によって決して日本国民に被害が出ることの無いよう、全力を尽くす事を下命、帝国の動向を捕らえるため、日本国のみならず、他国にも協力を依頼し、防衛省のみではなく、各省庁一体となって帝国艦隊の行方を探っていた。

 大艦隊が未だ捕らえられていないという重要性、日本国民に1人も死者を出してはならないという重圧、
 三津木の横に座る同僚が、苛立ちを隠せずに嘆く。

「くそっ!!一体何処にいるんだ!!」

 イライラは、職員にも伝搬していく。

「まあまあ、焦っても良い結果は得られませんよ。
 焦らず全力でいきましょう」

「三津木……これが焦らずにはいられるか!!
 想定される敵は多すぎる!!迎撃が間に合わなかったら国民に被害が出るのだぞ!!」

 危機感が無いように見える三津木に、同僚は苛立つ。

「まあ、そうですが、焦っても変わらない結果なら焦らない方が良いかなと」

 会話中、三津木のデスクに設置された電話が鳴る。
 会話を中断し、三津木は電話に出た。

「はい、もしもし……え??本当ですか!!はい、はい……」

 高速でメモを取る三津木、のほほんとした顔がギラツキ始める。
 電話を切った。

「見つけたぞ!!!パーパルディア皇国竜騎士がグラ・バルカス帝国艦隊発見した!!位置アルタラス島西側約2300km海上!!
 おおよそ220隻が東へ向けて進行中!!」

 先ほどののんびりとした話し方が嘘のように、矢継ぎ早に各方面に指示を出す。

「パーパルディア皇国?何故あの国が協力を?」

「ああ、知らなかったか?俺が独断で手を回しておいた。一応上には報告済だ」

 元敵国、しかも外務省でもない三津木がどうやって味方に引き入れたのか疑問に思う。

「数は220隻か!?十分脅威な数だが、事前の情報からすると少なくないか?」

「まだ発見出来てないだけでしょう。付近にいる可能性は十分高い」

「空自に、緊急展開部隊を派遣するよう要請、アルタラス王国に展開中の陸自にも連絡、ええと……すまん、ど忘れした。アルタラス王国展開中の陸自は対艦攻撃能力はあったかな?」

 グラ・バルカス帝国侵攻の可能性がささやかれた時、外務省はすでにアルタラス王国に対し、有事の際に自衛隊の緊急展開部隊の展開要請を行い、アルタラス王国は快く了承していた。
 当初は海上自衛隊、航空自衛隊のみの展開としていたが、グラ・バルカス帝国による攻撃が真実を帯びてきた時、アルタラス王国から陸上自衛隊の一時的展開要請があり、緊急展開前での一時的な陸上自衛隊の小部隊が派遣されるに至った。
 また、万が一のため、ある程度の弾薬備蓄も行っている。

「ああ、グラ・バルカス帝国侵攻の可能性から、旧式ではあるが、88式地対艦誘導弾システムを配備している」

「迎撃計画についてだが……プランDで行きたいと思う。早急に報告、意思決定を行う、いまから上に説明行ってくる」

 三津木は部屋を飛び出す。
 この日、海上自衛隊1個護衛隊群、空中給油機2機、BP3−C60機、E−767早期警戒機2機、F−15J改12機、F−2戦闘機15機、RF−4EJ1機が緊急に派遣される事が決定した。

タグ:日本国召喚
posted by くみちゃん at 18:10| Comment(11) | 小説
この記事へのコメント
E-767は3次元レーダーがあり海上の船も数100キロ先まで探知できるので、上手くローテーションくんで回すと、索敵に手間がはぶけます
Posted by at 2019年07月19日 18:14
「衛生写真」にクスリときたw
Posted by at 2019年07月19日 18:16
グ皇を放っておくと自分たちも飲み込まれるとは言え協力してくれたわけだし、パ皇にも何か見返りがあるといいな
Posted by at 2019年07月19日 18:33
見返りは何を求めるかな、パ皇は。
Posted by at 2019年07月19日 19:04
自衛隊にアルタラス西に哨戒線つくる余裕は無いぽい感じだな、遊撃の航空隊を中央に待機させて同盟国の哨戒線で発見後移動する戦略だったか

超ギリギリの難易度の高い部隊運用だ
Posted by at 2019年07月19日 19:15
衛星画像の精度にもよるかもしれんが、衛星は惑星周回軌道にあるので、数日に一度はグ帝艦隊の上空を通過しているので、位置を捉えることは可能なのでは
グ帝本土〜アルタラス沖までの距離を考えると、一ヶ月くらいかかっているので、画像分析時間は充分のはずだが
Posted by at 2019年07月19日 20:17
ジャンボジェットが有り余ってると思うから政府で買い取って偵察機に改造したら高高度偵察機がわりになりそう。
もともと飛行時間も何十時間もあるし、燃料タンクを増やせば100時間位は飛べるだろうし即応も出来るから衛星より便利かも。
Posted by at 2019年07月20日 03:00
人工じゃ無い衛生ってあるの?(笑)
Posted by at 2019年07月20日 18:02
P-3CやP-1による海上哨戒もせず偵察衛星頼りのはどうなんだろう
Posted by at 2019年07月21日 10:53
衛生写真→衛星写真
人工衛生→人工衛星
Posted by at 2019年07月22日 20:30
(防衛省内技術士官)
小笠原諸島南東のグラバルカス帝国艦隊は300隻、衛星写真解析の結果デコイは見当たりません。空母は30隻

(防衛省幹部三津木)
えっ、それって少なくない?

(防衛省内技術士官)
どこか他にいるんでしょ、とりあえず空母だけでもミサイル攻撃しますか?

(防衛省幹部三津木)
残弾残り少ないから全部使うとマズい。降伏勧告だしてみるか。

(防衛省内技術士官)
返事が来ました。「馬鹿め!m(_ _)m」だそうです。

(防衛省幹部三津木)
なんだと(怒)、ところでこのm(_ _)mはなんだ?

(防衛省内技術士官)
(許してね)だと思います。

結局、攻撃は寸前で中止された。




Posted by at 2019年07月23日 13:40
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