2020年05月18日

第102話 日本海海戦2 P4

◆◆◆

 リーム王国 王都ヒルキガ グラ・バルカス帝国前線基地

「先ほどから発生しているレーダー異常はまだ直らんのか?」

 グラ・バルカス帝国軍本部から派遣されたムルノウは、昨日の夜、そして作戦開始時から発生しているレーダー異常、そして無線機の異常に苛立ちを隠せない。
 ムー大陸におけるバルクルス基地にも過去に同様の現象が確認されており、目を奪われた状態でバルクルスは攻撃を受けた。
 
 敵のレーダー妨害の可能性があるが、気になるのは昨夜も同様の現象が発生していた事だ。

 無線封鎖している第44任務部隊が見つかった、そして攻撃を受けた可能性すらあった。
 しかし、こちらから無線で語りかけて彼らが答えれば作戦は失敗する。
 ムルノウは不安募らせる。

「レーダー、周波数を変えて再起動します」

 レーダー操作をしていた者が、再起動を行う。
 ムルノウも、レーダースクリーンを一緒にのぞき込んだ。

「!!!!」

 光点が、今あるはずの無い空域に映る。
 そして、超重爆撃連隊がいるはずの空域には何も映っていなかった。
 レーダー画面は一瞬映った後、すぐに真っ白になる。

「い……いかんっ!!敵が来るぞっ。対空戦闘用意!!!迎撃機は至急離陸し、上空警戒にあたれ!!」

 基地に対空警戒のブザーが鳴り響く。
 慌ただしく隊員は動き、すでに上空警戒している迎撃機は東へ向かい、予備機はすぐに離陸の準備に入る。

「まさか……まさか……」

 ムルノウは震えながらつぶやく。

「作戦は失敗したのか??」
 
 背筋はどっと汗に濡れる。

タグ:日本国召喚
posted by くみちゃん at 19:02| Comment(8) | 小説
この記事へのコメント
はい
Posted by at 2020年05月18日 20:22
>>すでに上空警戒している迎撃機は西へ向かい
自衛隊機は西方向から進入したきたようです
王都から西方向は陸地なので、他国の領空を通過してきたことになります
Posted by at 2020年05月18日 20:34
>> ムー国におけるバルクルス基地にも

正確にはバルクルス基地はヒノマワリ王国領内になります
Posted by at 2020年05月18日 20:38
「気になるのは昨夜の夜も同様の現象が発生していた事だ。」

昨夜の夜も→昨夜も

Posted by at 2020年05月19日 00:20
更新お疲れ様です。そしてありがとうございます。
 
《大量の光点が、今あるはずの無い空域に映る。》
リームヘ向かう空自機は さほどの数では無いかと、
漠然と「光点が、」と したほうが、謎の雰囲気出ませんかでしょうか。
あるいは「大量の光点が今あるはずの空域に 無い。」としたほうが レーダー画面を覗く面々の表情を固まらせるかもと、

グ帝司令室を想像するのが楽しいです。
Posted by おきごん at 2020年05月19日 01:22
ムルノウって何か「無能」に聞こえない?
Posted by at 2020年05月21日 06:45
_
タヒ
Posted by at 2020年06月04日 17:46
直る・治る
捉える・捕らえる

相変わらずだな
Posted by at 2020年06月08日 14:56
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