2021年06月25日

第114話反撃の異世界軍3P3

◆◆◆

 艦隊東方向 アンタレス改戦闘機編隊

 隊長コルメダは、東の空を睨んでいた。

「ん???」

 何かが超高速で飛んでくる。
 全神経を目に集中してそれを見た。

 戦闘機では無い。しかし多くの物体が艦隊方向に飛翔している事だけは確かだった。
 
「あれが……あれが誘導弾か?こんな距離からだとっ!?何て数だっ!しかも速いっ!!」

 おびただしい数の誘導弾が飛んでいく。
 コルメダはすぐにバンクし、ミサイルの来る方向へ機体を向けた。
 すでに無線は使用することが出来ず、目視でのやりとりとなる。

 部下達も非常に目が良い物達ばかり。
 すぐにコルメダの意図に気付いたようだ。
 アンタレス改戦闘機8機は、飛翔中の91式空対艦誘導弾に向けて急降下を開始するのだった。

 スロットルを全開にする。
 エンジンはその力を発揮し、プロペラの回転数が上がる。
 響くエンジン音、そして風防に当たる合成風。

 機内には轟音が響いた。
 彼は全神経を集中させる。

 絶対に落としてやる!!艦隊には到着させんぞっ!!!
 相手の速度が速すぎる。
 チャンスはたったの1回だろう。

「我らは栄えあるグラ・バルカス帝国……空の守護者だっ!!!絶対に当てる!!!」

 必中の精神で、彼は集中し、最高のタイミングで機関砲のボタンを押し込んだ。

 ダダダダダダッ!!!
 20mm機関砲2門、12,7mm機関銃2門、計4門が火を噴く。
 曳光弾が放物線を描き、敵の弾に向かって飛んだ。
 他の機体も攻撃を開始し、計8機は猛烈な射撃を開始した。

「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!当たれ!!当たれ当たれ当たれ当たれアタレェェッェェェッ!!!!!!!」

 8機から放たれる曳光弾は、空に光の雨を降らす。
 1発が凄まじい威力を出す事は事前の知識で知っていた。
 1発でも落とせば数百人の命が救われる事も。
 彼は必死で誘導弾を落とそうと試みる。
 
 しかし……。

「そ……そんなっ!!!」

 1撃も当てる事無く、ミサイル群とすれ違ってしまう。

「お……お……おのれぇぇぇぇぇつ!!!はっ!!」

 思わず見上げた彼は超高空に飛行機雲を見つける。

「あいつが撃ったのか……あれが……あいつかぁぁぁぁぁつ!!!」
 
 すぐさま彼らは急上昇を開始した。

「奴らを落としてやるっ!!!」

 意気込んだ帝国の空の守護者達、しかし、全く追いつくこと無く、P-1に引き離されるのだった。

 グラ・バルカス帝国直掩機8機はミサイル迎撃に失敗した。

タグ:日本国召喚
posted by くみちゃん at 01:16| Comment(13) | 小説
この記事へのコメント
12.7mmの採用はちょっと意外
20mmの初速が上がっていないのか、エルペシオ3が頑丈なのか…
Posted by at 2021年06月25日 03:50
零戦だって53型は20mmと12.7mm積んでるしなんとでもなるでしょ
Posted by at 2021年06月25日 06:23
赤子の手どころか相手にもされず。
艦隊が壊滅すればたどり着けるところがあるとも思えず、せっかく生き延びても全機着水するしかないでしょうね。
Posted by at 2021年06月25日 06:48
(たぶん)何も積んでない状態で最高660km/hでは巡航900km/h近くで飛ぶ相手に届きもしないか
先回りしようにもAWACSにより更に先回りされるし
Posted by at 2021年06月25日 08:49
いつも思うが、毎回『あ、あれは』等同じセリフばかりで単調に思ってしまう。

紺碧の○隊等のアニメやマンガでも同じような場面で同じセリフを使っているのを見ていただきたいが、すごくくどいと感じてしまう

話数だけで見るとそうでもないが、最初から通してみるとどうしても、、、

表現の仕方を変えていただけるともっと読みやすくなると思ういます。
Posted by マカロン at 2021年06月26日 04:12
アンタレス改から見た位置関係ってこんな感じかな

東方向に警戒飛行
斜め前方下方にミサイル発見
機体をミサイルの飛んでくる方向に向け急降下
ミサイルとすれ違いざまに銃撃→迎撃失敗
前方上空に飛行機雲(ミサイル発射後に引き返していくP-1)発見
急上昇して追撃
P-1に追いつけない
Posted by at 2021年06月26日 14:11
>>すでに無線は使用することが出来ず、目視でのやりとりとなる

日本が無線の妨害をしているとはいえ、編隊組んで飛行中にすぐ近くの味方機にも無線は届かないものなのかな
Posted by at 2021年06月26日 14:15
その武装と性能だと、やっぱり四式戦?
Posted by at 2021年06月26日 19:50
Posted by at 2021年06月25日 08:49
位置関係から言ってまず追いつけないけど、接近する様なら護衛のF-15J改が始末しに来る。
Posted by at 2021年06月27日 14:05
そりゃあねぇ、偏差射撃用の計算機の普及か、大口径機銃積んだ亜音速の直掩機でもなけりゃあ、掠りもしないだろうからねぇ
Posted by at 2021年06月28日 20:10
>>12.7mmの採用はちょっと意外

(逸話からして)モデルが烈風だからでしょ
Posted by 通りすがり at 2021年07月08日 05:26
修正の提案です

>「ん???」

> 何かが超高速で飛んでくる。
> 目に全神経を集中してそれを見た。

>「あ……あれはっ!!!」

> 戦闘機では無い。しかし連続して多くの物体が艦隊方向に飛翔している事だけは確かだった。

>「あれが……あれが誘導弾か?こんな距離からだとっ!!!しかも速いっ!!何て数だっ!!!」

↓↓↓

→ 「ん?」

   何かが超高速で飛んできている。
   全神経を目に集中させそれを見た。

   戦闘機では無い。しかし多くの物体が艦隊方向に飛翔している事だけは確かだった。

  「あれが……あれが誘導弾か!?こんな距離からだとっ!?何て数だっ!しかも速いっ!」
「あ……あれはっ!!!」が多用されているとの指摘があるので、カットしてはどうでしょうか

>ミサイルの方向機体を向けた
→ミサイルの来る方向へ機体を向けた
脱字です

>部下達も目が異常に良い物達ばかり
→部下達も非常に目が良い物達ばかり
異常と言う表現はどうかと思います

>飛翔中の91式空対艦誘導弾に対して
→飛翔中の91式空対艦誘導弾に向けて
攻撃のために向かうので 対して は違うと思います

>「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!当たれ!!当たれ当たれ当たれ当たれアタレェェッェェェッ!!!!!!!」
→「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!当たれェェッェェェッ!!!!!!!」
連呼はくどい気がします

>彼は必死で誘導弾を落とそうと試し見る。
→彼は必死で誘導弾を落とそうと試みる。
「試し見る」は「試みる」の間違いですね

>しかし……。

>「そ……そんなっ!!!」

> 1撃も当てる事無く、ミサイル群とすれ違ってしまう。

>「お……お……おのれぇぇぇぇぇつ!!!はっ!!」

> 超高空に飛行機雲を見つける。

>「あいつが撃ったのか……あれが……あいつかぁぁぁぁぁつ!!!」
> 
> すぐさま彼らは急上昇を開始した。

>「奴らを落としてやるっ!!!」

↓↓↓

→ しかし1撃も当てる事無く、ミサイル群とすれ違ってしまう。

 「お……おのれぇぇぇぇぇっ!!」

  思わず見上げた彼は超高空に飛行機雲を見つける。

 「あいつか!あいつが撃ったのかっ!」

  すぐさま急上昇を開始する。

 「奴らを落としてやるっ!!!」
文章の修正と超高空に飛行機雲を見つけた理由を追加してみました
Posted by   at 2021年07月25日 03:56
コメント欄なのに
誤字脱字警校正察多いね
作者の変わりに書けるの?
Posted by ななし at 2022年01月05日 12:40
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