大空を飛ぶプロペラの付いた船、マストには菱形を2つ重ねたような十字状の旗がはためく。
3隻の飛空艦は北西の島国への偵察、そして威嚇を兼ね、編隊を組んで飛行していた。
やっと見えてきた陸地……。
物語や漂流物で思いを巡らす事しか出来なかった伝説の陸地が見えてくる。
クルセイリース大聖王国飛空艦隊が初めて飛ぶ空だった。
地上を見ると、海に張り付くように白色を基調とした建物が並ぶ。
「やはりこの方向には文明があったのか」
軍に籍を置く外交担当のカムーラは地上を見てにやける。
「くっくっく………はーっハッハッハあ!!!しかもこの文明レベルの低さよ!!」
カムーラの中で野心が芽生える。
「カムーラ殿、我々は制圧ではなく、外交に来ている。
今回の目的も他国との接触、外交であるという事をお忘れ無く」
「はっ!!ミラ、お前の考えは甘い。
聖王女ニース様の騎士が長すぎて、現実が見えなくなるのか?現場から離れすぎたな。
支配と領土拡大無くしてこれ以上国の発展は無い。
我らが飛空艦の航続距離が上がり、新天地が見つかったというのに、喜ばずにはいられるか!!!
しかも、北西の……伝説の新世界だぞ」
「目標を見誤るのはどうかと。
征服について聖王女ニース様はもちろん、聖王ジュウジ様もお望みではない」
ミラに釘を刺されたカムーラは不快感を露わにする。
「ちっ……お?ワイバーンが上がってきたぞ。
飛空艦隊長!!攻撃を受けたなら撃ち落としても良いからな。
良い開戦の口実になる」
「はっ!!」
日本国の機と勘違いしていたシルカーク王国竜騎士団は飛空艦を攻撃する事無く、王城の南側にある練兵場広場へと誘導するのだった。
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【ワッチョイあり】自衛隊がファンタジー世界に召喚されました 第11章
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1643819849/
自衛隊がファンタジー世界に召喚される作品について語りましょう
雑談も良いけど個人ブログなので程々に
もうここだけで面白いのずるいなwwwww
デカいヘリとかいう無駄の極みのような代物でなぜ新しい大陸探しに出るのか、疑問しかない
いや、普通船で先に見つけてるだろうし、それを譲っても回転翼機より普通の飛行機のほうが先に作られるだろ、絶対
浮遊する理屈はおなじなんだから簡単な構造の物が先に作られないのはおかしいわ
今まで何処を読んでたんだ?
第131話世界の防衛線2P2での軍王さんのセリフを見れば、どんな田舎の国にもその国を支配する宗主国の軍隊が駐留しているはずだからそれを見れば全体のレベルも推しはかれると思ってることがわかる