海上自衛隊第4護衛隊群 海将補 平田 はゆっくりと話し始める。
「失礼ですが、パーパルディア皇国の艦は我が艦隊の動きに付いてくる事が出来ません。 また、敵味方識別装置を持たない者が空を飛ぶと、見方を誤射してしまう可能性があります。
これは軍事的常識の違いがあるのでご説明しますが、我々の艦隊の対空戦闘において、目視出来る距離というのはすでに2重の防衛網を突破された後の、超至近距離という扱いになります。
防衛区域を区切った方がお互いの為になるかと」
「ぐっ!!」
パーパルディア皇国のバイアは沈黙し、シルカーク王国の面々は驚愕する。
日本国の将の発言、これはシルカーク王国海軍の強さを遙かに凌ぐ、パーパルディア皇国海軍に対し、
(お前たちは弱すぎて、足手まといになるから付いてくるな)
と言っているに等しい。
パーパルディア皇国としても、日本国艦隊は研究対象であり、情報収集を行っているため強いことは理解している。
しかし、どうしても自国の軍事基準をもって考えているため、いまいち強さがどの程度なのかが掴めない。
未だ、日本国の艦隊をリンクするシステム等は理解の範疇を超えており、意味が解らず、説明してくれる人も当然いない。
基本的技術力が圧倒的に異なり、瞬間的に多くの情報伝達システムの無い世界では、どうしても相手の強さが的確に読めない部分が多かった。
先の大戦において、日本国海上自衛隊に対して手も足も出ずに敗退している。
そしてあの異界の超帝国、グラ・バルカス帝国の圧倒的航空戦力と艦隊でさえ、日本国艦を前に壊滅している。
この会議の場において、日本国の言はどの国家よりも発言力、そして説得力があった。
議論が重ねられた結果
1 シルカーク王国王都タカクの防衛は、空はパーパルディア皇国ワイバーンオーバーロ ード竜騎士団部隊を基本とし、陸はシルカーク王国騎士団を主体として陸上自衛隊が支 援を行う。
2 日本国海上自衛隊はタカク南東方向約150km付近のシルカーク王国ヒシー島付近 海域に展開、パーパルディア皇国竜母艦隊は同島東側さらに150km海域に展開する。 パーパルディア皇国は指定された周辺海域のみとし、機動力の勝る日本国艦隊は流動 的運用を行う。
3 ジェット機が運用可能な飛行場が建設された場合は、同担当区における再協議を行う
概ねこのような内容となった。
準備は進む。
タグ:日本国召喚
軍の製造業どうなってんだ
見方→味方
お飾りの立場とはいえ性格は温厚で控えめだから。
日本、パ皇ともに、かなり長期間の駐留を予定しているようです
特に竜母はタンカーに転用できる。
戦列艦が居るから海賊対策も万全だ。
一部民営化して豪商とか偉い貴族とかがステータス目的で買って行ったりしてw
半分ぐらい趣味でF14買ったどっかの王族もry
そこで「宝大陸」ですよ
毎号買いなさい
対空魔光砲をワイバーンで攻略する戦術を期待してしまいます
四方向から挟み撃ちにするか、高度3kmから垂直落下で強襲するか、風上から火を走らせて煙で砲手の視界と咽喉の粘膜をやっつけるか、いずれも困難を伴う方法しか残ってないと思います。