◆◆◆
自室で睡眠中だったターコルイズは轟音と火炎の赤い光でたたき起こされる事となる。
敵襲という事は理解出来た。
すぐに司令本部へ走ったが、猛烈な攻撃で司令本部が眼前で吹き飛んでしまう。
本部が当直員と共に崩れ落ちたため、的確な被害も現状把握も出来なかったため、指示も出せずにいた。
「被害状況は!!被害はどうなっている!!」
「判明しません!!」
ターコルイズは、走り回る兵を捕まえて声をかけるが皆自分の任務が忙しく、全体を把握出来る者がいないため、的確な回答が出来る者はいない。
眼前には明らかに反撃能力を失った燃えさかる基地と、多くの飛空戦艦だった物の残骸が広がる。
被害は甚大である事は理解出来た。
「ちくしょぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!ちくしょおぉぉぉぉぉっ!!!」
彼は雄叫びを上げる。
「何故だ!!何故だぁぁぁぁつ!!!」
奴らは水上艦しか持たぬはずなのに……何故だぁぁぁつ!!」
水上艦では短期間にこの距離まで来ることは絶対に不可能なはずだった。
そんなに速度が出るはずが無い。
「はっ!!」
彼は可能性の一つに行き着く。
「まさか……日本国は旧式飛空艦だけではなく、ここまれ飛んで来ることが出来、かつ我が国よりも高性能の飛空艦を持っているのか?」
彼の脳裏で未知なる国、日本国への恐怖が膨れ上がる。
心の底から震え上がるほどの恐怖……かつてない恐怖だった。
「これはやはり……国守るために命を落としてはならない!!絶対に報告せねばっ!!
国が間違った方向に行かぬよう、この意思を折ってはならない!!」
握りしめた拳から血が滴る。
彼は国のために命をかけようと誓うのであった。
タグ:日本国召喚
【小説の最新記事】
ここまれ→ここまで
さて、カムーラは生き残ったのでしょうか? それとも、生きてはいるが発狂状態なのでしょうか?
一方で、ターコイルズの誤認の原因は、はっきりしています。
彼の知る『水上艦』とは、パーパルディアなどの持つ『戦列艦』だったからでしょう。
30ノット以上も出るような水上艦など、彼にとっては想像の限界を超えていたのでしょうね。
さて、カムーラが生きていて、かつ正気なのなら、国の上層部を動かせるのでしょうか?
今回の攻撃は水上艦からでしたが、日本が航空戦力の面でもクルセイリースを圧倒する戦力を有していること自体は合ってますものね。
例の高速海流を利用すれば不可能ではないのです。
ただし往路だけの片道特攻になるので、そんな作戦はしないはずという思い込みがあったのでしょう。
早起きは三文の得 ではない事例
想像出来ない。固定観念て、怖いですね……
この世界でも日本が誤解されて行くw
そんなロマン兵器があったら俺も見たいわ
それでも空から、って発想に繋がるのは、それだけ空中戦力に依存してるってことかな。
国が間違った方向に行かぬよう、この意思を折ってはならない!!」
ナイスジョークw
日本は新しい組織を誕生させても良いし。
日本国召喚の波は、2013年秋頃で、
発明、新発見、誕生などの波なのに波に乗らないのは損よ。
サイズでしか考えてないからだろう
なんで敵方の現場指揮官はみんな直情的なんだ(笑)
ゆーても君、外征艦隊の司令なんでしょ?