2022年09月13日

第136話古の超兵器P2


「なにぃ?貴様……名前は何だったか。
 軍外交担当ごときが、この私へ意見するというのか?」

 カムーラは眼光鋭くセイルートを見る。

「私はカムーラと言います。
 ところで、報告書はきちんと読まれたのか?」

 カムーラの語気が強まった。

「私は日本軍の攻撃をこの目で見たのだ!!
 目に見えないほどに速く、そして強い攻撃が正確に行われる。
 その威力は竜騎士団の火炎弾の比ではない!!いや……艦隊級の極大爆裂魔法を超える威力だった。
 ターコルイズ司令は艦隊級極大閃光魔法及び3重にも及ぶ防御陣を使用したが、時速にして2800km以上の悪魔的に速い攻撃を1発たりとも防ぐ事は出来なかったのだ!!」

 カムーラ自身、かつてターコルイズに暴言を吐いた手前、日本国が強いといった言は、言いたく無かった。
 しかし日本国の攻撃を眼前で見て感じた。
 圧倒的なる戦力差を意識せざるを得ない、真の恐怖を味わった。
 真実を伝えなければ国の意思決定に関わり、意思決定が誤れば国滅ぶ可能性さえも感じる戦力差、彼は国のために己の信を貫く。

「貴様!我々が弱いとでも言いたいのか!!」

 セイルートの強い言動、カムーラの眼光が鋭くなる。

「飛空艦隊に歯の立たない儀礼的な意味で残されている竜騎士団が今更出てきたところで、この次元の戦いにおいては的以外の意味は無いと言っているのですよ。
 犠牲が増えるだけだ。
 失礼ですが、聖都に長くいすぎて、現実離れしているようにしか見えません。
 竜騎士団では日本国には歯がたたない。
 いや、北西世界での列強、パーパルディア皇国のワイバーンロードが相手であっても惨敗するだろう」

「き……き……貴様ぁぁぁぁっ!!!私を侮辱するのかぁ!!」

 議場は紛糾する。

「もう良い!!!!!」

 軍王の一括により、場の空気が震え、皆が沈黙した。

「セイルートよ、カムーラの言っている事は事実だ。
 この戦いのレベルにおそらく竜騎士団はついて来られない。
 ただ、それを否定するなら戦う「場」を与えてやる。
 言のみではなく、実績で……結果で示せ」

「ぐっ……解りました。
 結果で示しましょう」

「そしてカムーラ、言っている事は正しいかもしれぬが、セイルートはお前よりも序列が上、言い過ぎだ。
 言動に気をつけろ」

「はっ!!失礼いたしました!!」

 軍王の苦言の後も会議は進んだ。


タグ:日本国召喚
posted by くみちゃん at 23:32| Comment(6) | 小説
この記事へのコメント
目米田共鼻米田共似たりよったり?
Posted by at 2022年09月14日 06:36
日本の攻撃は速くて強い!
Posted by at 2022年09月15日 09:52
みのろう先生お疲れ様です。

>聖都に長くいすぎて、現実離れしているようにしか見えません。

この場合は「浮世離れ」という表現を使うのが一般的かと思われます。
あと、クルセイリースの艦隊は日本と交戦する前にパーパルディアと交戦してその実力を目にしているわけですから、カムーラ氏はもう少し客観的な表現で竜騎士団の力不足を指摘できるかと思います。
Posted by at 2022年09月15日 11:28
ワイバーン(飛竜)は最早、coin戦でしか活躍の場がないのでは?
Posted by at 2022年09月15日 18:34
いつも思うのよね
異世界の連中がね
平気でKmなんていう単位を使う
異世界の世界ではね
その世界の単位を使うよな
なんで
時速にして2800km以上 なんてね
まあ いいか
アメリカ映画でね
ドイツ人が普通に英語しゃべるもんね
Posted by at 2022年09月25日 21:52
言語変換には単位量の変換もかかっているという読者向けのご都合主義なのよ、確か。

異世界の切りのいい単位量が、CGS単位系に変換されるとえらく半端な数字になるとかの表現あると、よりそれっぽいんだがねえ。
Posted by at 2022年09月29日 13:31
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