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ワカスーカルト北東約400km先 上空
この世界においても、そして地球世界においても見慣れない物体が空を行く。
空を飛ぶとは思えない程に大きな物体、リング状の中に3本の線が通ったかのような形状。
日本人が見たならば、三菱のロゴにリングが付いている、もしくはメルセデスベンツのロゴが空を飛んでいるとも形容するだろう。
かつて、隔絶した魔力と技術により、全ての種を恐怖によって支配した古の大帝国。
時折発掘される凄まじき技術は国を歓喜させ、その技術に人々は畏怖を持つ。
古の魔法帝国、ラヴァーナル帝国の発掘戦艦、聖帝ガウザー(空中戦艦パル・キマイラ)は高度300mを時速200kmで南西へ向かっていた。
超兵器の周辺には、船にプロペラが付いたかのような、飛空艦が約50隻、取り囲むように空を飛ぶ。
クルセイリース大聖王国 聖王直轄飛空艦隊
旗艦 聖帝ガウザー 中央司令室
クルセイリース大聖王国の空中戦艦、聖帝ガウザーは聖王直轄という事もあり、極秘中の極秘扱いであった。
乗務員達は決して身分がバレることの無いよう、幹部以外はコード番号で呼ばれ、白い異形の面を被る。
また、聖王直轄としての格式を損なわぬよう、まるで礼服のような煌びやかな服を着て勤務する。
艦長は赤い服、白い面、そしてとんがり帽子を被っていた。
異形の面は、クルセイリースで考えられたものではなく、古の魔法帝国の伝承で司令官は赤い服に白い面、とんがり帽子を被っていたという記載がと映像があり、自分たちもその力に近づきたいという意味もある。
神聖ミリシアル帝国の乗務員も近い格好をしていた。
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ネオ・アトランティス?
の部分は"が"が余分についていると思われます。
魔帝製兵器のパル・キマイラと併用なんて大丈夫なのか?
敵味方識別装置(IFF)の概念もなさそうだし、発掘兵器を無理に動かして暴走させる典型的なパターンになりそう
自分も同じく思った。
キルラヴァーナル=ヤマタノオロチ
と思ってるからまあそういうことかな
暴走してしまうんだろう
ヤマタノオロチかどうかはまだ不明だけど、対魔帝兵器なら強力な魔力に反応しそうだし、護衛艦を認識出来るかどうかも怪しいな
有翼人が操作したパル・キマイラは、性能が異なる可能性がある。
ましてや、光翼人であれば。
特に高度。
次に光の軌道。敵の至近距離にテレポートして、推進力そのままでドーンってのが有り得る。
敵性の飛翔体の未来位置を歪めて迎撃するタキオン式の空対空の魔導砲がニュッと生えて来ないとも限らない。
パルキマイラ搭乗員は全員面で顔を隠さねばならない
ミ帝「なんか『顔隠せ』って書いてあるし機密維持も兼ねてそうするわ」
ク聖以下同文
魔帝側から見たら武装商船とか仮装巡洋艦どころか(無人兵器)ドローン扱いの可能性が大きいのだが、気の所為だろうか
巡航ミサイルを使用しなくても攻撃機のミサイルで十分行ける。