今日は時間がないため、後日是正します
誤記です。
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クルセイリース大聖王国 聖都 セイダー
薄暗い部屋でロウソクの炎が揺れる。
「ぬううぅぅ……ぬぅぅぅぅっ!!」
軍王ミネートは揺らぐ炎を見つめながら苦悶の表情を浮かべていた。
ミネートの横にはメナスと呼ばれる男が立つ。
いつもは白いローブを着る彼は、今日は黒色のローブに身を包んでいた。
メナスはミネートを見てイヤラシく笑う。
「ミネート殿、何を悩んでいる。我らには「あれ」があるだろう?今なら沖合150kmに集中している敵艦隊を……北西世界の連合国主力艦隊を一撃で殲滅出来るのだ
期を逸すると、悩む贅沢すら与えてもらえませんよぉ。
最悪の想定を気にしておられるのか?
大事を成し遂げるためには、多少の犠牲は致し方ない事だ」
「簡単に言いおるわ!メナス!!」
ミネートの頭に「国家級敵国殲滅魔法」の文字が浮かぶ。
星の世界より星の欠片を引き寄せるこの古代魔法は、命中誤差150m程度ではあるが、威力があまりにも凄まじく、周辺ごと消滅させる。
「艦隊」に使用した場合、敵艦隊は殲滅出来るだろうが、引き寄せる星の欠片は1発とは限らない。
多くの欠片のうち、1発は命中誤差150mとなるが、他の欠片は周辺に散らばる可能性もあり、もしも引き寄せたメインの欠片が空中分裂してしまえば、魔力誘導線から外れ、数百キロ離れた場所に落ちる可能性もあった。
つまり、自国民に犠牲が出る可能性すらあったのだ。
軍王は大きな声を出すが、メナスに動じる気配はない。
軍王は続けた。
「ただ発言するだけの者とは違う。責任ある立場は違うのだ……少し一人にしてくれ」
一瞬の重き沈黙が流れる。
「……解りました、ただ時間は残されていない。敵は待ってはくれないのだから……。
隣室で待機する。準備が出来たら声をおかけ下さい……フフフ」
メナスは退室した。
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いつも楽しみにしています!
ついでにオロールと同郷。
地球にもイスラム国とか、バカチン市国があるよんアーメンザーメン。
やっぱり古代魔法は地球科学を完全超越してるよね
魔法帝国と戦うまでには宇宙戦艦の方のヤマトぐらい作れてないと勝負にならんような・・
しかし、隕石落としって……
まさかラヴァーナルを滅ぼそうとした神って……
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